男性必見!仲がいい子と友達以上に慣れない訳とは!?【書評】女のコの取説
Amazonの読み放題サービスである、Kindle Unlimitedでたまたま見つけたこの本。タイトルやカバーからしてあまり期待していませんでしたが、45ページとすぐに読めそうなので暇つぶしに読んでみました。
内容としては、心理学や脳科学をもとに男女の違いを解説してあり、話題になった曲のような一方的な女性からのメッセージのようなものではありませんでした。
ネタバレもありますが、中身を紹介していきます。
男女の違いは脳の構造が原因!?
男性と女性の脳の一番大きな違いは、右脳と左脳をつなぐ脳梁の形です。女性の脳梁は太くて短く丸みがかっていて、男性の脳梁は細くて長いのです。
第1章では、脳の違いが男女で違うことが紹介されています。右脳と左脳とを繋ぐ脳梁。これが太いと、左右の脳の情報伝達がスムーズに行うことができ、一度に多くの情報をやりとりできるのです。
つまり一般的に女性はおしゃべりが好きと言いますが、それにはこういった理由が関係しているのです。
女性の方が話好きが多い理由
女性はとにかくおしゃべりで、それに比べると男性は 無口な人が多い傾向にあり、実際に、一日の会話量は、男性が二千~四千語、女性が六千~八千語と言われています。
実はこれも上記の脳の構造が関係しています。男性は脳髄が細いので情報の伝達は、脳髄が太い女性よりも遅くなる傾向にあるからです。
そのため、女性は一度に多くの物事を処理できます。これは子育てに関係しており、身の回りの家事をこなしつつ、子供の様子も伺うなど常に周囲に注意を向けなければならない状態から備わった本能とも言えるそうです。
これらの影響が、会話中にも出てきており、頭の中は一度に大量の情報で溢れかえるので話している途中であれもこれもと、どんどん話したいことが出てくるから止まらなくなるのです。
余談ですが、男性は逆に物事を論理的に考えようとする傾向があるようです。目標に向かって無駄なく進む男性の方が、女性より口数が少ないのもわかりますね。
状況に応じた、男性がとるべき女性への対応
本の中で挙げられている女性の特徴とその対応をいくつか書き出していきます。僕も読んでいて、確かに!というものがいくつかありました。
・感情的になりやすい
女性の頭は一度に大量の情報で溢れる傾向にあります。そのため情報を処理しきれなくなり、最終的には感情で解決しようとするのです。
対応
同調することです。喜んでいるときも悲しんでいるときも、彼女の気持ちを汲み取り同調しましょう。それだけで、女性はあなたと気持ちを分かち合えているように感じます。
女性が感情的になったときほどじっくりと話を聞いてあげてください。何事も論理的に考える男性ほど、感情的な女性を見ると一刻も早く冷静になってもらおうと、女性を落ち着かせようとします。しかし、そんな男性の行動は女性の目には「自分に共感してくれない」「分かり合えない冷たい人」と映ってしまいます。
ということだそうです。自分自身でもどうしていいかわからない場合も多々あるそうなので、余計なことはせず、話を聞いて同調することで理解してくれていると感じるのです。
・怒っているとき
対応
女性があまりに怒っているときは、同調でもなく無視することでもなく、おおらかに受け止めることです。怒りたいだけ気の済むまで怒らせてあげればいいのです。そうすることで、女性はあなたが「自分を守ってくれる人」「自分の味方」だと感じて安心するのです。
とりあえず火に油は注がず、熱りが冷めるまで優しく接してあげましょうということですね。 言われてみれば当たり前のことですが、ついつい言い返したりと、案外できていないことも多いのではないでしょうか。
・喧嘩したとき
対応
ケンカのときは仕方がないので、女性の感情の波がおさまるまで言わせてしまうのも一つの手かもしれません。
これも怒っているときの対応と同じで、一時的にヒートアップした感情がおさまるまで待っておくのがベストのようです。
・日常会話において
女性はよく、相手の知らない自分の周りの人や出来事の話や、オチのない話などをします。それはなぜでしょうか。そしてどう対応するのがベストなのでしょうか。
対応
女性は男性ほど考えてから言葉にしないので、あまり気にしないでも大丈夫です。しかし、「ちゃんと聞いてるよ」という意思表示は忘れないでください。
特別な意味はないことが多いので、男性の皆様は「うんうん、聞いてるよ」という姿勢でいてくれればそれだけで女性は満足なのです。間違っても、「で? 結局何が言いたいの? その話、俺に言う意味あるの?」なんて言わないでくださいね。ケンカのもとになってしまいます。
話の内容には特に意味のないことが多く、ただ聞いて欲しいという感情で話すケースが多いので、聞くことに徹して気持ちよく話てもらうのがベストなのだそうです。
まとめ
とにかく男性と女性ではそもそもの構造が異なります。それは大昔から培われてきた本能からきていることで、違うことは当然なのです。
だからこそ、お互いの違いを理解していい関係を築いていけるようにしたいものです。
冒頭に書きましたが、正直ここまで真剣に読むとは思っていませんでした。それでも共感できることがたくさん出てきたので、思わず記事にしてしまいました。
最後に、本書で取り上げられている知識を挙げていきます。
・女性が好きなもの
→「マメな人」 「甘えさせてくれる人」「守ってくれる人」「受け入れてくれる人」
・女性は男性よりも不安を感じやすい
→「脳の不安中枢」と呼ばれる前帯状皮質が大きいことが原因。そのため、不安を感じさせない男性に好意を感じる。落ち込んでいる時に励ます、悩みやトラブルに親身になって対応するなどちょっとしたことでOK。また、約束を守る、時間を守る。嘘をつかないなどの行為も不安を払拭し、安心感に繋がる。
・仲がいいのに友達以上に慣れない理由
→話が合うけど友達のままとのパターンと、話が合って恋人になるパターンの違いは友達期間の長さが原因。心理学でも、出会って3ヶ月以内に告白する方がうまくいくというデータがある。互いのテンションが高いうちに、デートを重ねて早めに付き合うべし。